茶せん 真数穂 白竹 二色糸(黄色・白)/ 谷村丹後
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黄色の持つパワーを感じられる色合い。
竹にも自然の模様があり、高級感が感じられます。
奈良県生駒郡高山地区は世界唯一の茶せんの産地
全ての茶せんは適した時期に収穫後、年月をかけて乾燥させ、適性部位のみを使用し、一点ずつ職人の手作りで丁寧に作られています。
「真数穂」は先をクリっと丸めていない。オーソドックスな先を丸めている「数穂」に比べて耐久性があります。
<作家さんより>
谷村丹後は1964年奈良県生駒市高山生まれ、先祖と同じく一子相伝の秘伝を習得している谷村家の20代目当主です。高山は500年以上にわたって日本の茶筅作りの中心であり、谷村家は江戸時代に徳川幕府によって名字を与えられた茶筅師十三家のうち現存する三家の一つです。
茶筅材料
茶筅作りは、材料である竹の性質を見極めることから始まります。
茶筅は細かく分けると100種類以上あり、材料は流派によって使用されるものが違います。
表千家の煤竹、裏千家・薮之内流、遠州流等の淡竹、武者小路千家の紫竹(黒竹)などに分けられています。
平常使う茶筅の淡(は)竹(ちく)の竹筏りは二・三年生のものが良く、真冬に切り出した後、煮沸します。次に一ヶ月間日光に晒し、さらに1、2年の間納屋に陰干しして割れや変色などないものが用いられます。
片木 | 節から上の表皮を削り、竹を十六片に割る |
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小割 | 種類に応じた穂数に割る |
味削り | 流派によって削り方を変え、形の特徴を出す |
面取 | 外穂の面を取る |
下編み | 外穂を引き上げ糸かかりをする |
上編み | 更に糸かかりを2回する |
仕上げ | 全体の形を整える |
すべての作業は、それぞれの竹の特性を活かし、指先の感覚に頼って行われます。
美味しい抹茶を点てるには、厳選された竹を材料とし熟練した手によって作られた良い茶筅が必要です。
1個の茶筅を作るのにおよそ2時間(柔らかくするために水に浸す時間は除く)かかり、全工程を一人ですると1日に5~6個しか作ることができません。
高山茶筅の由来
室町時代後期に、大和鷹山の情趣高山大膳介頼栄の二男が、当時の奈良称名寺住職 村田珠光の助言を得て茶筅を創案したと伝えられています。
その茶筅作りの技法を鷹山家の家臣に伝授し、余技として茶筅作りをしていましたが、鷹山家没落後に地名も「高山」に改まり、茶筅作りの技法が生業となりました。 その後、茶道の隆盛と共に需要も高まり、豊臣秀吉や徳川幕府によって保護産業として優遇されました。
当家においては、徳川将軍家御用達茶筅師として「丹後」の名が記録され、将軍家以外にも仙洞御所や公家、諸大名への納入の際に使用された木札や提灯箱が残されています。
茶せん 真数穂 白竹 二色糸(黄色・白)/ 谷村丹後
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